ESP8266の書き込み基板(簡易版)を作ってみた

おうちハックをするためのプロダクトを作る時、格安wifiモジュールがとても便利です。
格安モジュールの代表格として、数年前から話題になっているのがESP8266を搭載したESP-WROOM-02
その後継機であるESP32を搭載したESP-WROOM-32という2つのモジュールです。

どちらも500円程度と安価かつ入手性もよく、性能も申し分ありません。
性能面ではESP32に軍配が上がりますが、ESP8266はオープンソースプロジェクトによって
様々なライブラリが有志によって開発されているのに対して、ESP32はまだそこまで充実していないように見えます。

てことで、ESP32の性能がどうしても必要ってプロダクトでもない限りは、ESP8266を使うのが良いのかなと思っていろいろと作っています。


さて、ESP8266 (ESP-WROOM-02)を使ったの開発で、最も簡単なプロトタイピングの方法は何かというと
スイッチサイエンスさんで売っている

これを使うのが一番簡単であると自分は思います。
シリアル通信用の石ものっているので、USBでPCとつなげるだけで Arduinoライクな開発がお手軽にすることができます。
実際、自分もとりあえずブレッドボードで試す時等はこれを使用しています。

さて、実際の基板にESP8266を組み込みたい時はどうしよう。
ESP8266のメリットとして、非常に安価であるといったことがありますが 開発ボードを作品に組み込むのではお金がかかって仕方ありません。

てことで、主にユニバーサル基板に組み込む用途として、2.54mmにピッチ変換をした
ESP8266へプログラムを書き込むための基板を作りました。

と、いっても3.3Vのレギュレータと、いくつかの抵抗を載せただけの簡単な基板ですがw

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回路図はこんな感じ。ESP8266側のRxDに入る信号は受信側なので 5Vを3.3Vにレベル変換させるために抵抗分割をしています。
ちなみに10k/20kの分割だと動きませんでした。電流が足りない?

LEDは動作確認用です。4番ピンをON/OFFするプログラムを書き込むことで動作確認をしました。

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書き込みにはたまささんの作った最強のシリアル基板を使いました。 裏メイカーで購入させていただいたものです。

ehbtj.com

とりあえず、簡易版の書き込み基板ができましたので適当に使う予定です。 別のライター基板も作る予定なので、とりあえず簡易版・・ってことで。

5Vトレラント?

ネットで色々と調べてたら、こんなサイトがでてきました。

www.ba0sh1.com

ESP8266に5Vトレラントが入っているのかを調べたようです。
結論を言うと、5Vトレラントが入っているかも?とのとこ (5Vトレラントとは、電源電圧にかかわらず入力が5Vまでは大丈夫だよってことです。
今回、わざわざTxDとRxD間に抵抗分割をいれてレベル変換をしてますが、5Vトレラントが入っているならレベル変換はいらなかった・・・ということ。)

ですがESP8266のデータシートには特に記載がないようなので
5Vトレラントが入っているという前提で使うのは自己責任で・・・